2014/9/22(月) 江坂MUSE

AL

1.COLD HEART
2.Avenir Trigger
3.GHOST
4.帰れぬ愛に枯れた華
5.Disco「HELL」
6.BLACK CAT
7.Day break
8.アナタ

戦いも後半戦へ突入し、更に激しさを増す9月。
松山・広島を経て、ESAKA MUSEで行なわれたツアーファイナルで、トップバッターを務めたのはAL。結成から1年も経っていないとは思えない堂々たるステージを見せ付けた。幕が開くと同時に歌い始めた1曲目“COLD HEART”では、Gt.SHINTAROが早速伸びのある気持ちのよいギターソロを響かせる。「全員で行きますよMUSE!」とVo.裕丞が煽り、“Avenir Trigger”ではGt.SHINTAROとBa.淳(Support)が背中合わせで演奏するなど、メンバー間の仲の良さが伺える。色気たっぷりのジャジーな一曲“GHOST”、バラードの中にもロックをしっかりと感じさせられる“帰れぬ愛に枯れた華”と続き、“Disco「HELL」”では一転、Dr.Riz(Support)が手拍子を促し、DEAD WESTパート別座談会でも話題となった「踊らせるギター」がベースの重みに負けない存在感を放つ。
MCでは、ツアー中の打ち上げでのエピソードを披露するなど、演奏中のかっちりとしたイメージを崩してくるメンバーたち。Gt.SHINTAROによる“BLACK CAT”の振り付け講座が行なわれ、後半へ。セクシーな吐息から始まるこの曲は、妖艶さの中にもVo.裕丞の猫ポーズなどお茶目な要素が散りばめられた、ALらしい一曲だ。たくさんの拳が突き上げられ、嘶くようなギターが印象的な“Day break”から、ラスト“アナタ”へと畳み掛ける4人。シリアスかつ激しい、大人のロックサウンドを響かせ「やり切った!」というような満足気な表情でステージを後にした。

メビウス

1.Shadow eyes
2.Badger game
3.覚醒謳歌
4.Fugly
5.unleash
6.trifle
7.live up!!

彼らにとっていちばんの武器である「一緒に作り上げるライヴ」「自由に楽しむ時間」をそのまま表したような“Shadow eyes”“Badger game”の二部作から幕を開けたのは、メビウスのステージ。フロアだけではなく、メンバー各々もそれぞれが自由に遊んでいるような奔放なパフォーマンスが魅力の彼ら。続く“覚醒謳歌”でもオーディエンスに「バカらしい!」と大きな声で叫ばせ、どんどんステージとフロアの距離を縮めていく。“Fugly” “unleash”とアップテンポの曲が続き、MCへ。そこで会場全員が驚かされたのは、Vo.トモヤからDr.白-Mashiro-(Support)へ向けた、突然の正式加入のお願いだ。本当に打ち合わせ無しのサプライズだったようで、Dr.白-Mashiro-も唖然。なんとか「すごく嬉しいけど、そういう大事な話はちゃんと打ち合わせしてもらわないと(笑)あと、yunaくんは良い感じのBGMを弾かないでください、泣きそう(笑)」とコメントし、結果は10月23日(木)にFANJ twiceで行われるメビウスのハロウィン&リリース主催イベントへと持ち越しになった。サビで大きく開けるような展開が気持ちのいい“trifle”は、そんなメビウスの今後を暗示しているようで、ワクワクの連続のステージはあっという間にラストへ。最後に演奏された“live up!!”では、フロントメンバー3人もフロアの動きに合わせて上手と下手を行き来する。派手に暴れるGt.yuna、しゃがみこんでお客さんに目線を合わせるBa.Ryo、後ろでクールに支えるDr.白-Mashiro-。そしてそれを引っ張るVo.トモヤ。自由を体現する4人とフロアの距離はこの日最も近くなっていた。

umbrella

1.「凪」
2.風見鶏
3.非「情」階段
4.流星群
5.「月」
6.イト。
7.黒猫が通る
8.オカルト彼女(一人目)
9.witch?
10.オカルト彼女(二人目)

会場の雰囲気をがらりと変えたのはumbrella。ラウドなのにおだやかな安心感のある“風見鶏”で、ESAKA MUSEの空気すべてが音になったような感覚に包まれる。そのままぐるぐると巻き込まれていく“非「情」階段”で、響く手拍子をも操るような心地良い緊張感。それは、ひとつ狂えば今にも壊れそうなバランスを常に保っている。浮遊感の中に星の跳ねる音が聴こえる“流星群”。まさに月明かりに照らされるようなライティングの中でエモーショナルに演奏された“「月」”。「答えはいつも見えなくて それでも人は歩きだす」という歌詞から、umbrellaの持つ強い信念と意志を感じ取ることができた。続く“イト。”でのVo.& Gt.唯とGt.柊のギターの掛け合いは、ふたりの信頼関係から作られる絶妙な呼吸で紡がれていた。MCでは、Ba.春が「ほかのバンドがどんどんかっこよくなっていってるので、いい緊張感が出てきています」、Vo.& Gt.唯が「ツアーを回ることが少なかったので友達が少なかったんですけど、DEAD WESTで友達ができました」と、それぞれらしい話しっぷり。Vo.& Gt.唯がギターを置いての後半は、今までとは一転して激しいサウンドにハイトーンな唄声が映える“黒猫が通る”から。「もっと来いよー!」と煽るVo.& Gt.唯がぐるぐる回りながら歌う“オカルト彼女(一人目)”、そして赤い照明の中でさらに激しさを増した“witch?”“オカルト彼女(二人目)”と、次々と畳み掛け、一気に駆け抜ける。ふたつのumbrellaらしさが前半と後半に配置され、美しいコントラストを描いたステージだった。

Purple Stone(GUEST)

1.Scar
2.Hysteric Lady
3.Break the World
4.Dark In[s]anitiy
5.FORGERY
6.BLAME
7.願い-Live Edit Version-

この日のトリを飾るゲストバンドは、Purple Stone。DEAD WESTの企画に大いに賛同し「これからの関西ヴィジュアル系シーンを盛り上げていこう! 古いものを壊して、新しい世界を作っていこう!」と、会場を盛り上げてくれた。最後に演奏された“願い -Live Edit Version-”では、復帰して2本目のライヴ出演とは思えないVo.keiyaの歌声が明るく響き、未来への希望を感じさせてくれた。

恒例のお楽しみとなっているセッション大会では、ライバルとして戦いながらも確実に絆を深めている3バンドが入り乱れ、大盛り上がり。ヴォーカルをトモヤ(メビウス)と裕丞(AL)、ギターを柊(umbrella)、ベースを淳(AL Support)、ドラムを唯(umbrella)が務めた。そしてビデオカメラを持った噂の(!?)DEAD WEST非公式キャラクターも登場し、いちばんのDEAD WESTファンとして撮影係を買って出た…はずが、いつの間にかヴォーカルとして参加。「いくぞお前らー!」と煽り、誰よりも高らかに歌い上げたのだった。

(Report:田端郁)

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