DEAD WESTパート別座談会

始まる前から、わいわいとテンション高めのギタリスト座談会。
個性あふれるギタリスト4名、最初の話題はお互いの印象だ。

風輝:柊さんは、楽器屋さんよりも楽器に詳しい!
柊:昔、楽器屋の店員さんと喧嘩したことある(笑)。あまりにも教えてくる情報がおかしくて。「ちょっとWikipedia見てきぃ。Wikipediaに載ってること間違えたらあかんで」って(笑)。いやぁ、嫌われるよね。
風輝:店員さん泣かせ(笑)。
柊:俺ってワガママやねん、楽器に対して。
yuna:かなり追求してるなって思います。自分で楽器いじったり、ジャンク品直して使ったり、すごいですよね。
風輝:柊さんなりの美学があるよね。
柊:美学って、歳をとっていくごとに変わっていくもので、昔はええサオにええアンプっていうのがいいと思ってたけど、今いちばん大事にしているのは、弾きやすいギターよりも、弾きにくくてもええ音がするギターを選ぶこと。自分の手にしっくりくるギターと、自分のすごく好きな音のするギターとだったら、後者の方が多いと思うねん。だから、そのギターが弾きにくいから弾かへんっていうのは、すごく自分の世界を狭めてると思う。自分からギターの方に歩み寄らないと。どうしてもダメな場合は自分でいじることでギターに歩み寄らせる(笑)。最近は、歩み寄ることと歩み寄らせることの均衡をうまく取ろうって思ってますね。
一同:おぉー…。
SHINTARO:ギターの話とはちょっと離れるんですけど、柊くんは俺と同い年の割に貫禄があって、どっしり構えてる感じがする。
柊:俺、10代の頃サラリーマンだったけど脱サラしてバンドを始めてん。当時はアルバイトとかパートの人とかをいかに説得して自分に付いてこさせるかっていう立場の人間やった。だから人に安心感を与えるのがうまいのかもしれない(笑)。
SHINTARO:だから、唯さんが核となっているumbrellaの中で、彼を立てながら支えていくことの大事さを柊くんはわかってると思います。
柊:わー、褒められた(笑)。
風輝:僕は年下ですけど、柊さんは実際の年齢差よりもっと上の人みたいに感じますもん。
yuna:僕はさらにそう感じますね(笑)。
SHINTARO:ちょっとおっさんやって思ってるんやろ(笑)?
yuna:いやいや、全然思ってないです!
柊:思ってくれてもええよー(笑)。
一同:(笑)
yuna:僕、DEAD WESTの中で結構年下やから、周りが年上でオーラある人ばっかりで緊張します。
風輝:でもDEAD WESTのメンツって、歳の差はあるけど楽屋とかですごく雰囲気良くて。
柊:風輝くんは、いろんなところを総合して、ギタリストらしい。あと、俺と同じ匂いがする。
風輝:あー! 話していて時々、波長がガッって合う瞬間がある(笑)。
柊:そうそう。昔聴いてきた音楽が一緒だったりするからかな?
yuna:僕も風輝さんと同じように、元々別のジャンルで音楽やってたこともあって、取っ付きやすかったです。メタラーって感じ。
風輝:俺、他ジャンルプラス元ベースで(笑)。前に居たジャンルでギターに転向して、その後にヴィジュアル系をやり始めたんですよ。
柊:ベーシスト歴とギタリスト歴ってどっちが長いん?
風輝:ベース3年、ギター7年で、いまだにベースも触ってます。
SHINTARO:自分のパート以外の楽器も理解してるってすごく大事なことだよね。曲作る上でも、ライヴのときでも。
yuna:風輝さんは泣かせるソロを弾く人だなって思います。
風輝:早く弾くよりも泣きのギターの方が難しいなと思って、普段からそっちに意識を持って行ってますね。
SHINTARO:個人的には今まで風輝くんと濃い絡みがなかったけど、DEAD WESTのギタリストの中でいちばんギラギラしてる。トゲを持ってるというか。悪い意味じゃなくて。
柊:ええやん、悪い意味でも(笑)。丸くなると面白くなくなっちゃうから、そういうの大事。楽器弾いてると、内面が音に出るしね。
風輝:あー、わかる!
柊:気分や体調で音って変わるもんね。だから「ギラギラしてる」っていうのは、ライヴで常にいいテンションを保ってるってことやと思う。気持ちが安定すると安定した音になってくるし。
風輝:なんかこしょばい(笑)。(関西弁で「くすぐったい」の意)
一同:(笑)
SHINTARO:どの楽器にしても、自分なりの歌を楽器で表現しているっていうところがあるから、気持ちで音が変わったりするんだよね。ヴォーカルの人はそれを言葉にして、メロディーに乗せて歌ってる。結局みんなの歌が集まってひとつのバンドになるんだと思います。
柊:yunaくんは可愛い後輩ですね。初めて会ったのはいつやっけ?
yuna:メビウスに入ってからですね。
柊:yunaくんってストラト似合うよな。細長いからさー!
風輝:わかる! 俺は似合わないんですよ(笑)。
柊:俺も! 全然似合わへん(笑)。
yuna:SHINTAROさんもストラト似合いますから!
柊:シンちゃんも確かにそうやけど、Vのイメージがあるからなぁ。
風輝:多分ふたりはスタイリッシュなんで、ストラトが似合うんですよね。でもこっちふたりは汗だくでやってる感じ (笑)。
柊:変形ギターが似合う(笑)。yunaくんは足が長いからストラト似合うんやと思う! ストラトやレスポールって50年以上愛されてる形やから、あれが似合うっていうのはうらやましいなぁ。
yuna:元々PRSを使ってて、一時期エクスプローラーも使ってたので、今までは変形ギターが多かったけど、原点に戻って今はストラト使ってます。似合うって言われたの初めてやけど嬉しいですね。
柊:衣装もスーツで、ストラト持ってると、余計シュッとしてかっこいい!
風輝:僕の中でyunaくんは、ちょっと掴みどころのない感じがしてて(笑)。大人しいようで、結構読めへんっていうか。
yuna:誰に対してもなんですけど、自分の範囲に入られたくない、自分の中身を見破られたくないっていうのはありますね。
柊:ある意味マイペースなんかな?
風輝:あとは機材がめっちゃ好きなんやなぁって思う!
柊:yunaくんは、すーぐ機材買うからな(笑)! LINEのタイムラインとか見てびっくりするもん!「また?! しかもええやつ買ってるやん!」って(笑)。
一同:(笑)
yuna:だって欲しいんですもん(笑)。
風輝:わかりますけど(笑)。多分yunaくんと僕って音の出し方のスタイルが逆なんですよね。僕はアンプにシールドさして、ガーン! って感じ。
柊:一緒(笑)。
風輝:でもyunaくんは足元にすごく凝ってる分、作り込んでてこだわりがあるんやなぁって思いますね。
柊:ライヴによって足元変えてたりするよね!
SHINTARO:それは、曲によって使い分けてる感じ?
yuna:それもあるんですけど、急にライヴ中に、今これ踏んでみたらどうなるかなって思ってポチっとしたりとか(笑)。それでハマったら今度からそれに変えたりします。
風輝:突然好奇心に駆られる感じ(笑)。
yuna:危険なんですけどね(笑)。
SHINTARO:yunaくんは探究心に満ちたギタリストやなぁって僕から見ても思いますね。僕も風輝くんも柊くんも、もう出来上がってる部分が多いじゃないですか。だからそういう意味ではyunaくんがすごくうらやましいし、それはメビウスが今後成長していく一要素なのかなって思う。
yuna:バンド歴は皆さんより浅いけど、いっぱい好きなギタリストが居すぎて、吸収しきれなくて頭がパンクしそうです。
柊:俺らは出来上がってるところから更に一歩踏み出さないといけないっていう難しさもあるねんけどな。
風輝:かなり怖くもありますよね。
柊:怖いよー(笑)。次はシンちゃんの番やんな。シンちゃんは俺の中で、ギタリストっていうよりもギターキッズっていうイメージ。シンちゃんのギターフレーズを聴いてると、いろんなギタリストのことが浮かんでくるねん。だから、いろんな人の要素をうまいこと織り交ぜてオリジナリティーを作ってるんやと思う。
SHINTARO:なるほど(笑)。
柊:確かシンちゃんがアドリブでソロを弾いてるときに、ランディー・ローズがよくやるフレーズを使ってて。それで「ランディー・ローズ好き?」って聴いたのが最初の絡みやったと思う。
風輝:ヴァン・ヘイレンっぽいって思ったこともありました!
yuna:音源やライヴ聴いてても、外国のギタリストっぽい雰囲気で、ギタープレイがエリート的だなぁって思います。
風輝:でも、僕の中でSHINTAROさんはビーイング系の雰囲気だと思ってたんですよ。
柊:それはそれでわかるなぁ。
SHINTARO:実際洋楽のギターも好きなんですけど、洋楽のギタリストってあんまりヴォーカリストありきでやってないんですよね(笑)。僕がいちばん大事にしているのが、歌ありきのギターっていう考え方なんで、ヴォーカリストを立たせることに重きを置いて、イントロとギターソロだけは俺の独壇場っていう感じにしたくて。
風輝:DEENとかFIELD OF VIEWのイメージなんですよねぇ。
柊:でも海外バンドのずるいところは、ヴォーカルに癖が強い奴が多すぎるから、ギタリストも結構癖があっても許されるところ(笑)。
SHINTARO:確かに(笑)!
風輝:あと僕は個人的に、SHINTAROさんは頼れるお兄さんって感じだなと思っていて。ギターのことでわからないことを聞いたら何でも答えてくれそうな。
SHINTARO:いや、意外と腹黒いかもしれないよ(笑)。
柊:なんとなく分かる気がする(笑)。
風輝:あと、お酒が大好き。
SHINTARO:大好きですねー!

――このメンツで飲みに行ったりとかはしないんですか?
柊:まだ無いですね、この前行こうっていう話になってたけど、ちょっと流れちゃって。
yuna:4人でギターのことを語りながら飲みたいですね。
風輝:絶対深夜3時くらいに話盛り上がってきて「なんでこの時間って楽器屋開いてないんやろなぁ」って言い出す(笑)。
柊:絶対言う(笑)。
SHINTARO:飲みもいいけど、自分らの機材を持ち寄って、スタジオでいろいろやってみたいですね。
柊:いいねー! 今度やってみよう! 俺らの周りでは、ドラマー飲み会とかベーシスト飲み会はあるのに、ギタリスト飲み会はなんで行なわれないんやろう?
風輝:もしかしたら目に見えない牽制があるのかも(笑)。
柊:ギタリストって多分みんなワガママで社交性がないから。
一同:(笑)
柊:まぁそういう性格だからギタリストなんだと思うけど(笑)。
風輝:ちょっとそういう面倒くさいところありますよね(笑)。人付き合い悪いわけじゃないけど。

4人ともどうやら「ギタリストらしい」性格のようだ(笑)。そこで、それぞれの「ギタリストとしての強み」を聞いてみた。

柊:元々メタルとか、ピロピロするジャンルが好きで弾いてたんやけど、ここ1~2年は、今まで怖くてできなかった「音を抜く」っていうことを意識していて。音を詰め込んだ方が安心感はあるけど、音を抜くことによってしか出ない空気感とかアンニュイさっていうのがあって。“東へ”では俺はほとんど弾いてなくて、唯くんのコードを聴きながら、タララ~っていう3音だけを弾いてる(笑)。リフでも俺はそんなにジャキジャキ刻まんし。俺はよくブリッジミュートをするんですよ、そういうジャンル出身だから。でも、あえてそれをせずに、オルタネイトでジャカジャカ弾くことにチャレンジしたり。前の作品では無かったアプローチをしたいと思ってるので、作品ごとに、ギタリストとしてのキャラクターを変えていってます。そうやってチャレンジすることにメンバーも賛成してくれるから、新しいアプローチにチャレンジできること自体がギタリストとしての強みかな。激しい曲も作ろうと思えばできるんだろうけど、umbrellaでは歌モノをやっているから、そうやって音を抜いていこうとか。いろんな発想が出てくるのが、バンド単位での強み。
風輝:自称不器用な、実は器用な人ですよね!
SHINTARO:ズルいやつや(笑)。
柊:そうかもしれん(笑)。いろいろ挑戦するのは本当は怖いけど、表現者として挑戦していかなあかんから。セットリストに、あえて1分間無音っていうのを組み込んだりするんですけど、無音でステージに立っていることに耐えれるかどうかギリギリのところ。
風輝:umbrellaの世界感やと余計、そこに使う精神力がすごそう。
柊:ライヴ中の曲と曲の間で、唯くんがギターを持つタイミングだったり、あえて曲を繋げないときの、無音の空間。これが俺らにとって結構大事な部分で。いかに音をたてずに、いかに立っておけるかっていう。1回ワンマンライヴで、1分半の無音をセットリストに組み込んで、照明さんにも「1分半は全部照明を落としてください」ってお願いしてたんやけど、照明さんが耐え切れずに1分で照明を点けちゃったくらい、無音には耐え難い圧迫感がある(笑)。
風輝:でも、それだけの作り込みがあるから、ライヴを見てるとすごく気持ちよさそうだなって思います。
柊:気持ちいいよ! 僕らがなぜ空白を作ったのかっていうと、ライヴ会場に緊張感を持たせたかったからなんですよね。「ここで私が咳をしたら、恥ずかしい」とか、そういう風に思わせることができたら、それが世界を作ってるっていうこと。唯くんも「お葬式ライヴ」って言ってたと思うけど、お坊さんがお経を唱えてるときにぺちゃくちゃ喋ってる人って居ないですよね。そういうことなんですよ。
風輝:僕は、結構激しい印象を持たれていると思うんですけど、DEAD WESTのコンピに収録している曲は、結構シンプルです。サビのメロディーをギターソロで弾くのが好きなんで、“カルミア”ではサビと同じコード進行とメロディーをアウトロに持ってきてます。王道やけど絶対テンション上がる(笑)。
柊:わかるよー!
風輝:柊さんの話にもあった、引き算で作るっていう引き出しは、結構umbrellaからいただいてたりするんですけど。
柊:おっ!? マズいぞー(笑)!
風輝:元々umbrellaがすごく好きだから、家でコピーしたりしてて。自分はソロ人間だから、コードとかアルペジオの部分はumbrellaから刺激を受けてますね。そういう部分が“身ヲ知ル雨。”に実は出てたりします。
柊:“カルミア”のアレンジが面白いよね! 曲の途中で拍子が変わるやん。
風輝:あれは最初そうじゃなかったんですけど、スタジオで合わせているときに自然と生まれたアレンジですね。
柊:メカクシの曲って全体的に、アレンジが面白いと思う。
風輝:VOL.2は昔の音源の再録なんですけど、余分な贅肉を削ぎ落した感じで、結構変わりましたね。ごまかしたくないなっていうのがあって。物足りないって思う人ももしかしたら居るのかもしれないけど。まぁギタリストとしては、いつまでも右手は誰よりも早く動く人でありたいですね。
yuna:僕の強みはぶっちゃけ誰にもわかってもらえないと思うんです。例えばコーラスをかけるときの、つまみの1ミリの違いとか。
風輝:それってマルチとかの数値の1くらいの感じですか?
yuna:いや、もう手の感覚ですね。
風輝:フィードバックのかかり具合とかも?
yuna:そうそう! 全部感覚で。料理するときの塩コショウの感じと一緒。誰もやらないアプローチにしたいなと思って、エフェクターを詰め込みました。VOL.1に収録した“Shadow eyes”は僕が入ってない時代のメビウスの再録だったんですけど、元の音源を聴いたときに「絶対全然違う作品にしたい」って思ったんですよ。「俺がやった方がかっこよくなる」と思って、ここにこんな不気味な音を入れてやろうとか、ここでこんなデミニッシュなフレーズを入れようとか、あとはソロをわざとちゃんと弾かないで、ちょっとふざけて遅れて弾いてみたり。
風輝:考え方がすごくローリー寺西さんに似てる!
柊:わかる(笑)。
yuna:反抗心が強いんですよ。
SHINTARO:ロックですね。
yuna:常に自分にも周りにも反抗していたいんですよね。プリプロをしても、レコーディングの現場に行くと全然違うものになるから、VOL.2のときはもうあえてプリプロなしでいきました。どんな風に弾いても結局自分の音にしかならんから。自分らしさ全開でやって、それがどう評価されようと「メビウスのyunaの音やな」って言われるのがいいかなって。B’zの松本さんはパワーコードひとつ弾いただけでも分かるじゃないですか。ギタリストってそこやと思うんですよ。
風輝:わかる。僕はチョーキングで自分やってわかってもらえるようになりたい!
yuna:あと、ワーミーもひとつひとつ音の立ち上がり方が違うんで、そういうところも全部追求して。ワウペダル、エフェクターもそうやし、モデリングアンプも使ったり、ありとあらゆるものを全部使って作りました。だから4曲とも、自分っぽさしか詰まってないし、むしろ俺はこういうギタリストですけど、どうですか?っていうオードブル的な感じで詰め込んでる感じです。
風輝:4人の中でいちばんエフェクター好きですね!
柊:俺はサオ派やからなぁ(笑)。
yuna:俺も最近テレキャス欲しいんですけどね。
SHINTARO:僕の強みっていうか大事にしていることは、最初にも言った、ヴォーカリストありきのギタリストっていう考え方ですね。自分が認めて、前に出て欲しいと押し出せるヴォーカリストの後ろでしかギターは弾きたくないし。ソロでは、ヴォーカルと同じコード進行をすることが多いから、サビからギターソロへのパスをもらって、Bメロにつなげるとかいう部分で、Cメロ的なポジションかなと。ヴォーカルの歌った部分を、自分ならこう歌うよっていう表現を見せれるところですね。もうひとつは、バッキングとかの部分で、歌を前に押し出す感じを出せたらいいなと思っていて。ヴォーカルにとってどんな音やフレーズが欲しいのかを考えて弾いてます。ヴォーカリストって白黒で、単色のイメージの人が多いんですよ。そこに赤とか青を足してやるのがギタリストだと思っています。特に“Disco「HELL」”は裕丞くんが作ってきた最初の状態がかなり白黒だったので、そこにいい感じに彩りを付けることができたと思っていて。それはすごくやってやった感はありますね(笑)。
一同:(笑)
SHINTARO:イントロはギターのフレーズから始まるんですけど、そこでやっぱり大事にしたかったのは、ギターだけでダンサブルなフレーズを弾くこと。ギターってリズムを表現するのが難しい楽器だけど、ギターだけで踊れるように弾きました。
柊:それってすごく難しいことだよね。
風輝:やっぱりすごいですね! これからもいろいろ教えてもらおう(笑)。
SHINTARO:もっと頼っていいよ(笑)。
柊:俺もこないだシンちゃんにギターソロのあのフレーズどうやって弾くん?って教えてもらった!

――お互いリスペクトし合ってるんですね。
柊:それもありますし、相手のいいところを盗んでやろうっていう気持ちが大きいです!
yuna:仲良いけどライバルなんで、お互いのいいところは吸収し合いながら。もうすぐ決戦ではありますけど、それについてはあんまり構えてなくて。どんなライヴであっても、その日にしかできないパフォーマンスをしたいなって思うので。自分らしく決戦が終わるまで全力でやるのみですね。
柊:俺は基本的に対バンのイベントで、出番がトップのとき以外は、自分たちの前に出たバンドを無かったことにしてやろうと思っていて(笑)。前のバンドをぶっ潰して、なおかつ次のバンドを出にくくしてやろうと。決戦ではほかのバンドを無かったことにします!
風輝:確かにumbrellaの空気って前後で出るバンドにとってはかなりやりづらいですけどね(笑)。
柊:それがお客さんまで届いてるかどうかはわからんけど、多分ステージに立つ側のテンションとしてはそういうのってあると思うねん。俺らのSEが鳴った途端に空気ががらっと変わって、いろいろ畳み掛けていく。どんな対バンでもそのスタイルでやってるんで。
風輝:僕たちは熱量でほかのバンドに差を付けたいと思ってて。長距離走を全速力で走り切るイメージですね。
柊:普段音楽やってて、順位を付けられる機会ってなかなかないやん。でもこうやってDEAD WESTで明確な順位を付けられることになったから、やるからには勝ちたいよねっていう気持ちはある。「最下位でも、やりたいことをやってるからいいや」とはならないね。
SHINTARO:ALはDEAD WESTが始まるときに始動したんですけど。だから、この1年でどれくらい成長したかっていうのを見せていきたいですね。
柊:まぁ、とりあえずメカクシは潰そうかなと。
SHINTARO:そうですね(笑)。
風輝:メカクシはステージですべての熱量を出し切ります! 静と動で言ったらうちは動の部分。でもumbrellaの空気感とかはすごく見習いたいですね。
柊:umbrellaがよく言われるのは「意外と激しいね」っていう言葉なんですけど、基本的に俺らはバラードがしたいわけじゃなくて、どんな曲をやってもumbrellaになるっていうところを目指してやってる。そういう意味でも静と動の差がいちばん激しいのはumbrellaかな。張り付くような怖さから、攻め立てるような激しさまでいけるはずやから、そういう意味でメカクシを潰していきたいです(笑)。
一同:(笑)
yuna:メビウスはメンバーチェンジがあって、逆に言えばできることの幅がぐっと広がった状態だと思うんですよ。だからその可能性でメカクシを潰していきます(笑)。
柊:じゃあシンちゃんはどうやってメカクシ潰す(笑)?
SHINTARO:(笑)。ALはどっちかというとエリート集団で、もっといろいろできるはずなのにまだ発揮できてないところがあるんで、なんとかそれを引き出したいです。あとは、激しい中でもお洒落感を大事にしています。見た目も音も、お洒落だなって思ってもらえるように。
柊:で、メカクシを潰すと(笑)。
風輝:なんなんこの集中攻撃(笑)!
一同:(笑)

笑いや和気藹々とした雰囲気の中にも、風輝が口にしていた「牽制」のようなライバル意識が見え隠れする、緊張感ある座談会が、決戦への期待をさらに膨らませてくれた。

(interview:田端郁)

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